神奈川最大級の冷凍食品売り場も イオン天王町ショッピングセンター18日開業 42の専門店、デジタル旗艦店に 

イオン天王町ショッピングセンターの外観=横浜市保土ケ谷区

 イオンリテール(千葉市)は13日、「イオン天王町ショッピングセンター」(横浜市保土ケ谷区)の18日の開業に先立ち、報道関係者向け内覧会を実施した。同社のデジタルの取り組みの旗艦店と位置付け、インターネットで注文した商品の受取窓口を初めて設置。神奈川県内のイオンで最大級の冷凍食品売り場などを展開している。 

 店舗は、相鉄線星川駅から徒歩約6分の場所に立地する。「イオンスタイル」と42の専門店で構成し、売り場面積は2万平方メートル超。従業員数は約1千人で、約500台分の駐車場を用意した。周辺は集合住宅が多く、年間約750万人の来店を見込んでいる。

 店内は、多様なニーズに対応。新型コロナウイルス禍で需要が増えた冷凍食品を約1千種類集めた。

 “オンラインとオフラインの融合”をテーマに、ネット注文品の専用カウンターを設置。「赤ちゃん休憩室」は手持ちのスマートフォンで空き状況が分かるようにし、ジェンダーレス対応の個室授乳スペースも設けた。またデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、人工知能(AI)などで勤務管理や、売り上げの推移が確認できるシステムを導入した。

 中野公現店長は「幅広い年代層に対応した店舗で買い物を楽しんでほしい」と話し、周辺地域との連携も進める考えを示した。

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