本庄川で地域活性化を 「かわまちづくり」着工式

水辺空間を生かしたにぎわい創出へ向け、河川敷の整備などを前に行われたた本庄川かわまちづくり着工式

 国富、綾町の官民らで取り組む「本庄川かわまちづくり」の着工式が8日、国富町の深年、本庄川の合流地点の堤防であった。両町の職員や漁業関係者ら約30人が参加し、水辺を生かした地域活性化へ決意を新たにした。
 「かわまちづくり」は河川空間を生かし、にぎわい創出を目指す取り組み。2020年度に両町の代表者らによる本庄川かわまちづくり協議会が発足し、本庄川の活用法を盛り込んだ計画書を作成。昨年8月、国土交通省の支援対象として認定登録されていた。
 両町では今後、桜の植樹を見据えた堤防の盛り土工事や河川敷の整備などが計画されているという。
 式では、国富町の中別府尚文町長が「河川の安全性を高めることも念頭に、川の貴重な資源をまちづくりにつなげられるよう努力したい」とあいさつ。綾町の籾田学町長は「町民の憩いの場やサイクリング愛好家が集まる場所ができ、かわまちづくり事業が発展することを祈念している」と述べた。

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