77歳女性逆走死亡事故、前日に女性の行方不明届 ドラレコに逆走状況映る

【資料写真】京都縦貫道

 京都府亀岡市篠町の京都縦貫自動車道で車4台が衝突し2人が死亡した事故で、逆走で乗用車を運転していた宇治市の女性(77)が事故の前日に帰宅せず、家族から行方不明者届が出ていたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警高速隊は逆走に至った経緯などを調べている。

 捜査関係者によると、女性は12日の日中に自宅から車で外出。行き先を告げず、夜になっても帰らないため、同日夜に家族が府警に行方不明者届を出したという。

 事故は13日午前0時ごろ、亀岡市篠町の京都縦貫自動車道上り線で発生。追い越し車線上で、女性の乗用車と、南丹市のコンビニ店経営男性(56)の乗用車が正面衝突した。後続の男性(55)=愛知県小牧市=の大型トラックと、会社員男性(54)=亀岡市=のトラックも衝突し、女性と南丹市の男性が全身を強く打って死亡した。

 高速隊によると、事故現場近くで女性の車が逆走する様子が、他の車のドライブレコーダーに映っていた。

 現場は篠インターチェンジ(IC)から西約1キロの片側2車線の直線。

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