アルピーヌF1、ガスリーとの契約は高額年俸での2年か。レッドブルには14億円支払いとの報道も

 ピエール・ガスリーは、2023年にアルファタウリからアルピーヌへと移籍することが決まり、来年から年俸が大幅にアップするとフランスメディアが報じた。

 F1デビュー前から現在までをレッドブル・ファミリーで過ごし、キャリアを積み重ねてきたガスリーは、2023年末まで契約が残っており、アルファタウリへの残留も正式に発表されていた。しかしアルピーヌがフェルナンド・アロンソ、オスカー・ピアストリと相次いで2023年ドライバー候補を失ったことで、ガスリー獲得を望み、レッドブルと交渉。レッドブルはニック・デ・フリースを後任と決めた上で、ガスリーを手放すことに同意した。

アルピーヌF1チームが2023年のピエール・ガスリー加入を発表(左からアルピーヌのCEOローラン・ロッシ、エステバン・オコン、ピエール・ガスリー、アルピーヌF1チーム代表オットマー・サフナウアー)

 フランスの『Sportune.fr』は、ガスリーは2023年からの2年プラス2025年のオプションという契約を結び、初年度の年俸は1500万ユーロ(約21億円)に上ると伝えた。2024年にはレース数などのさまざまな条件によってこの額に上乗せされる可能性があり、ガスリーは現在のアロンソとほぼ同額の年俸を受け取る見込みだという。契約内容の詳細は外部に明かされることはないため、こういった推測が事実であるかどうかを知ることは困難であるが、事実であれば、ガスリーはF1ドライバー年俸ランキングで上位に浮上することになる。

『Sportune.fr』によると、当初のアルファタウリとの2023年契約で、レッドブルはガスリーの基本サラリーを、これまでの400万~500万ユーロ(約5億円~7億円)から1000万ユーロ(約14億円)に引き上げる予定だったという。

 一方、『Sky Sports F1』は、アルピーヌは、ガスリー獲得のためにレッドブルに対して1000万ユーロ(約14億円)を支払ったと伝えている。

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