人気の日高屋「中華そば」390円の据え置き奏功、来店客が増加 一方のしかかる食材光熱費などコスト増

ハイデイ日高、業績予想を下方修正

 ラーメン店「日高屋」などを展開するハイデイ日高(埼玉県さいたま市大宮区)は7日、2023年2月期の単体純利益が前期比11.3%減の14億円になる見通しだと発表した。売上高が伸びる一方、人手不足による人件費の上昇や食材、光熱費などのコスト増が響き、前期比7.7%増の17億円だった従来予想から引き下げた。

 22年3~8月期の売上高は54.5%増の176億600万円。営業損益は1億9500万円の赤字(前年同期26億200万円の赤字)、純損益は10億3300万円の黒字(同3億4300万円の赤字)だった。

 客足は7月からの新型コロナウイルス感染再拡大により足踏みとなったものの、8月のピークアウト後に回復。同月に「日高屋」で「中華そば」の価格を税込み390円で据え置く一方、その他商品を5%程度値上げしたが、来客数、客単価も上昇して推移している。7月には新たな業態として、台湾夜市をイメージした「台湾屋台料理台南」大宮門街店をオープンした。

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