BA.5ワクチン接種開始で…自治体の判断分かれる

新しいワクチンの対応が自治体によって分かれました。

10月14日から都内で順次BA.5対応ワクチンの接種が始まります。その接種をめぐって、各自治体が現在使用されているBA.1ワクチンを今後どうするかの対応に苦慮しています。

港区のワクチン接種会場に到着したBA.5対応ワクチンはダンボール8箱、9360回分です。区の職員がダンボールからワクチンが入った箱を1つ1つ冷凍庫に入れていきます。このワクチンは従来のワクチン成分と、派生型BA.4とBA.5の両方に対応する成分を混ぜたものです。

従来ワクチンを2回以上接種した12歳以上の人が受けることができます。港区ではBA.1対応のワクチンが接種されていますが10月14日からBA.5対応ワクチンに切り替えて対応するということです。

一方、墨田区では異なる対応を行っています。墨田区役所には約7000回分のBA.5対応ワクチンが届きました。ただ、今月の接種は旧型となるBA.1対応のものを使用する方針です。

ワクチンの効果にあまり差が無いことに加え今後始まる高齢者の5回目接種に備えるためにBA.5対応ワクチンを温存する判断となりました。

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