那覇市長選でJCが公開討論会 立候補予定の2氏が公約、政治姿勢語る

 16日告示、23日投開票の那覇市長選に向け、那覇青年会議所(JC)は13日、立候補を予定する無所属新人で前県議の翁長雄治氏(35)=共産、立民、社民、社大、れいわ、にぬふぁぶし推薦=と、無所属新人で前副市長の知念覚氏(59)=自民、公明推薦=を招いたウェブ公開討論会を開いた。クロス討論では政治姿勢や公約について議論を交わした。

 公約にする児童相談所設置の財源などについて問われた翁長氏は、市役所内部や専門家らと市独自の相談所の役割を検討した上で、「県との予算移譲の交渉などをする」として改めて設置への意欲を示した。

 推薦を受ける自民市議の中に反対・慎重論もある選択的夫婦別姓導入へのスタンスを問われた知念氏は、「寛容性がある都市が勝ち残ると言われている」として、導入を推進すべきだとの立場を示した。

 討論会で両氏は経済振興や教育・子育てなどにおける公約を紹介したほか、奨学金の支援や若者の政治への関心を高める方策について聞く高校生の質問にも答えた。

 討論会の模様は那覇青年会議所のホームページとユーチューブチャンネルで公開している。

 ('22那覇市長選取材班)

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