「こち亀」作者・秋本治が明かす仕事術。漫画界のレジェンドたちとの交流秘話も

BS-TBSで10月16日放送の「Style2030 賢者が映す未来」(第1・3日曜午前10:00)に「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者・秋本治氏が登場する。

番組では、ジャーナリストの龍崎孝氏がホストを務め、毎回さまざまな分野の第一人者をゲストに迎え、その対話を通じて、SDGsの目標達成期限である2030年にわれわれの社会や暮らしはどうあるべきかを考え、新しい生き方のヒントを探る。ゲストにはSDGs17の目標から二つをトークテーマとして選んでもらっている。

秋本氏は、1976年の漫画家デビュー以来、「週刊少年ジャンプ」に40年間「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載を一度も休むことなく続けた。単行本は201巻に上り、「こち亀」はまさに国民的漫画の代名詞になっている。

今回の対談で、秋本氏は「働きがいも経済成長も」に着目。2年間のアニメーター時代に学んだ時間管理の大切さや、休載なしで40年連載を可能にした“持続可能”なネタ探しの方法、多忙な漫画業界の労働環境を大きく改善した理由など「秋本流仕事術」を紹介する。また、作品に登場する家電や通信技術などが「未来を予言している!」とファンの間で話題の「こち亀」。秋本氏の時代を読み解く先見性がどのように磨かれたのか、自らがその秘密を明らかにする。

「こち亀」の連載期間中、インタビュー取材はあまり受けなかったという秋本氏。収録中は思わず「こんなに長時間、話すのは珍しい」と口にする。さらに、少年時代に芽生えた漫画への強い憧れや、「ゴルゴ13」のさいとう・たかをさん、「あしたのジョー」のちばてつや氏、「デビルマン」の永井豪氏ら、漫画界のレジェンドたちとのゴルフ交友録など、数々の貴重なエピソードも飛び出す。

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