夫婦驚き…知らぬ間に口座の251万円消える だました「警官」逃走中 白シャツ細身、色不明のバッグ所持

高齢夫婦251万円詐欺盗被害=坂戸市

 5日午前10時半ごろ、埼玉県坂戸市に住む自営業男性(81)と妻の無職女性(82)が西入間署を訪れ、キャッシュカード3枚の詐欺盗被害に遭ったと届け出た。

 同署によると、4日午後2時10分ごろ、夫婦方に警察官を名乗る男から電話があり、「昨日の夜、あなたの口座から現金が引き出されています。警察官が自宅に向かうので、キャッシュカードを渡してください」などと告げられた。

 信じた夫婦は同3時ごろ、自宅を訪れた警察官を装う男に、男性のキャッシュカード2枚と女性のキャッシュカード1枚の計3枚を手渡した。男はカードを封筒に入れ、夫婦がその場を離れた隙に、用意してあった別の封筒とすり替えたという。金融機関から男性に問い合わせの電話があり、カードをすり替えられたことが発覚。夫婦の口座からは、計251万円が引き出されていた。

 夫婦方に現れた男は年齢が20代ぐらいで、身長約170センチ、体格は細身。白色シャツ、黒いズボン姿で、色不明のバッグを持っていたという。同署で窃盗事件として、調べている。

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