「徹底的にまねして」 動画制作、プロの先輩が指導

神島高校の生徒に動画制作の基本を授業するプロの映像制作者で同校卒業生の2人(和歌山県田辺市文里2丁目で)

 神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)でこのほど、動画制作の授業があった。同校の卒業生ですさみ町の映像制作者、塩路大智さん(27)と林桂也さん(23)が講師を務め「早く上達するには徹底的にまねること」と助言した。

 課題研究を受講する3年生27人は、11月に田辺駅前商店街で3年ぶりに開催されるイベント「田辺エキストラ商店街」に向けて、各店のPR動画を制作する。撮影が迫る中、動画制作の基本を学んだ。

 塩路さんはいい動画の特徴として「オープニング」「ストーリー」の重要性を指摘。オープニングはどんな狙いの動画かを印象付ける「顔」になる。ストーリーは「序破急」などの構成を意識するよう求めた。

 「まずは参考になる動画を探して、良いところ、まねすべきところを分析する。まねるにも能力が必要。完成させることで身に付くものがある」とエールを送った。

 岡﨑晴香さんは「アドバイスが具体的で参考になった。これまで動画を撮影したことがあったけれど、直したいところがいっぱい出てきた。今回制作する動画は今までで一番のものにしたい」と話した。

© 株式会社紀伊民報