フィリピンの東海上の熱帯低気圧 今後の動向に注意

15日(土)は、日本の東から日本のはるか東にのびる前線は次第に不明瞭となります。一方、日本海や黄海付近の高気圧がそれぞれ東よりに移動する見込みです。このうち、日本海の高気圧の東側を回って北~北東の湿った風が吹き込むため、北海道~関東・甲信では雲が広がりやすく、所により雨が降るでしょう。北海道では雷を伴う所もありそうです。東海・北陸~九州は高気圧圏内となって概ね晴れる見込みです。南西諸島は、フィリピンの東海上の熱帯低気圧から温かく湿った空気が流れ込むため、雨の降る所が多く、雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。
このフィリピンの東の熱帯低気圧の動向によっては、来週のはじめ頃、沖縄や先島諸島では大荒れの天気となるおそれがあります。最新の気象情報を確認するようにしてください。

気象予報士・吉田 信雄

画像について:15日午前9時の予想天気図。

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