きょう15日(土)午前は関東や東北を中心に雨が降っているが、午後には雨の範囲が狭くなる見込みだ。ここ数日は冷たい雨が続く東京でも、午後は4日ぶりにいくらか日ざしが戻る見通し。朝から晴れている東海から西では引き続き晴れ、気温は25℃以上の夏日が続出しそうだ。30℃以上の真夏日になる所もある見通し。
なお、あす16日(日)夕方以降は西から天気は下り坂で、今後12時間以内には台風20号が発生し、沖縄は先島諸島を中心に18日(火)ごろにかけて大荒れの天気となるおそれがある。
午後 関東や東北の雨は範囲狭くなりそう
きょう15日(土)は、午前中は東海から西日本にかけて秋晴れが続いている。関東より北では雲が広がり、関東や東北を中心に雨が降っているが、午後になると次第に雨の範囲は狭くなる見通しだ。ここ数日冷たい雨が続いている東京では、4日ぶりに日ざしがいくらか届く見込み。
ただ、北海道では夕方にかけても雨や雷雨の可能性がある。また、沖縄では熱帯低気圧周辺の湿った空気の影響で雨が降ったりやんだりとなりそう。
西日本は30℃以上真夏日の所も
午後も秋晴れが続く東海から西では、最高気温は秋というより夏のような気温が見込まれている。大阪27℃、名古屋28℃、高知29℃と夏日が続出し、鹿児島では30℃と真夏日になりそうだ。カラッとした暑さで、日ざしのもとでは半袖が活躍する見通し。
午後は次第に晴れ間の戻る所が多い関東より北でもこの時季としては気温は高く、東京は23℃の予想。北日本でも20℃を超える所が多く、過ごしやすく感じられそうだ。
あす16日(日)は西から天気下り坂 台風20号も発生か
あす16日(日)昼間も晴れる所が多いものの、夕方以降は西から天気は下り坂だ。秋雨前線が西から近づき、18日(火)にかけて東日本や北日本にも前線がかかる見通し。この影響で、18日(火)午前にかけては広い範囲で雨が降ったりやんだりとなりそうだ。
19日(水)以降は広く晴れる見込みだが、この時季としては強い寒気が流れ込む見通し。そのため、一番と秋が深まりそうだ。朝は西日本でも10℃を下回る所があり、昼間もだんだんと25℃を下回る所が多くなりそう。晴れても風は冷たく感じられる見込み。
また、フィリピンの東海上の熱帯低気圧は、今後12時間以内に台風20号まで発達する見通しだ。本州付近に近づく可能性は低いものの、熱帯低気圧に近い沖縄では先島諸島を中心に18日(火)にかけて大荒れの天気となるおそれがある。今後も最新の情報に注意したい。
(気象予報士・鈴木悠)