日本代表がカタールワールドカップのグループ第3戦で対戦するスペイン。
欧州を代表するサッカー大国ということもあり、近年はJリーグでもスペイン人監督が増加。それにともなって日本でプレーするスペイン人選手も増えてきている。
アビスパ福岡の長身ストライカー、フアンマ・デルガドもその一人だ。
そこでQolyは、先日の北海道コンサドーレ札幌戦でチームを逆転勝利に導く見事な決勝弾を決めた、来日6年目の31歳を直撃!
インタビュー前編となる今回は、地元バレンシアでの思い出や、スペインとジョゼップ・グアルディオラのサッカー、日本代表などを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。
(取材日:2022年10月4日)
――(前略)カタールワールドカップでスペインが日本と対戦することになりました。決まった時の気持ちや周りの反応はどうでしたか?
周りにはあまり言われることはなくて、「スペインと日本が試合するんだな」というくらいでした。
ワールドカップに出る以上はどこもレベルの高いチームですし、能力のある選手たちが揃っています。日本代表もレベルが上がっていて高いレベルにいると思っていますし、良い大会にできるんじゃないかと思います。
――現在のスペイン代表でフアンマ選手が注目している選手は?
代表にはその時の旬の選手であったり能力を持っている者しか選ばれないので、誰かというよりもチーム全体が良い状態の選手を選んで大会に臨むと思っています。
そこでどれだけ良いサッカーができるかはすごく楽しみです。
――逆に日本代表で気になる選手はいますか?
自分はよくスペインリーグを見ているので、レアル・ソシエダに移籍した久保建英選手に注目しています。
ソシエダは開幕からずっと好調で、本当にレベルの高いサッカーを見せていますし、スペインでの好調なプレーをそのままワールドカップで見せられるんじゃないかと期待します。
――ワールドカップで日本代表がスペインに勝つために必要なこと。こっそり教えてもらえるとすればどんなことでしょう?
スペインにボールを握らせないことが大事だと思います。
ここ数試合スペインは良い結果を出せていません。高い位置でボールを奪えれば多くのチャンスを作れて、勝つ可能性が出てくるのではないかと思います。
動画では他にも、子供時代のアイドル「ピオホ・ロペス」や、家族で涙した2000年CL決勝の思い出、ジョゼップ・グアルディオラが変えたスペインサッカー、自身のプレースタイルなどについて、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!
なお、ハーツ時代に活躍したスコットランドリーグとJリーグの比較や、アビスパ福岡加入の経緯、対戦して印象的だった「あの選手」、さらにはイエローカードの多さについて聞いたインタビュー後編の動画も、YouTubeの『Qoly公式Ch.』にて近日配信予定なのでこちらもお楽しみに。
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