パドレスが接戦を制して2連勝 リーグ優勝決定シリーズ進出に王手

地区シリーズ第3戦【ドジャース1-2パドレス】@ペトコ・パーク

第2戦を制して対戦成績を1勝1敗のタイとしたパドレスは、初回に1点を先制し、4回裏にはトレント・グリシャムのソロ本塁打で1点を追加。直後の5回表に1点を返されたものの、リリーフ陣がリードを守って2対1で逃げ切り、リーグ優勝した1998年以来24年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。パドレス先発のブレイク・スネルが勝利投手となり、5番手のジョシュ・ヘイダーがセーブを記録。ドジャース先発のトニー・ゴンソリンが敗戦投手となった。

サンディエゴのペトコ・パークでポストシーズンの有観客試合が開催されるのは2006年以来16年ぶり。パドレスファンの「ビートLA」コールが鳴り響くなか、パドレスが緊迫したロースコアの接戦を制し、地区シリーズ突破に王手をかけた。まず、初回に一死1・2塁のチャンスを作り、ジョシュ・ベルが凡退したあと、ジェイク・クロネンワースのタイムリーで先制。4回裏にはポストシーズン好調のグリシャムがライトへソロ本塁打を放ち、リードを2点に広げた。

先発のスネルは5回表に無死2・3塁のピンチを招き、ムーキー・ベッツの犠飛で1点を返されたが、6回途中5安打1失点の好投。その後はニック・マルティネス、ルイス・ガルシア、ロベルト・スアレス、ヘイダーと4人のリリーバーが無失点リレーを展開し、1点のリードを守り抜いた。レギュラーシーズンで両リーグ最多の111勝を挙げたドジャースは、あと1敗も許されない状況に追い込まれた。

© MLB Advanced Media, LP.