横浜FC小川航基、昇格ゴールへ自信「大分戦以上の気迫」

9日の大分戦で2得点を挙げた横浜FCの小川(中央)=ニッパツ

 J1復帰が目前に迫る横浜FCは16日、本拠地最終戦の金沢戦(午後6時・ニッパツ)に臨む。自動昇格圏の2位をキープし、勝てば無条件で来季の昇格が決定。今季24ゴールで得点ランク首位のFW小川航基(25)は「今まで以上に気合が入っている。(前節の)大分戦以上の気迫を出して、いい試合ができると確信している」と自信を見せた。

 自力昇格に王手をかけて臨んだ9日の大分戦に敗れはしたものの、自身は2得点をマーク。「コンディションはいい」というエースが結果を出しているのなら、悲観する必要はない。

 条件は前節同様だ。3位岡山が午後2時開始の秋田戦で引き分け以下に終われば、横浜FCの試合前に昇格が決定。歓喜の瞬間は刻一刻と近づいている。

 対戦相手の金沢は厳しいマンマークが特長だが、小川は「僕自身は非常にやりやすい」という。前回対戦では相手マークを一瞬の駆け引きで外し、右クロスに合わせてワンタッチゴール。「目の前の相手をはがすことができれば、前回の金沢戦みたいなゴールも何度か見せられる」とイメージを膨らませた。

 昇格を懸けた大一番は、ホームで初の声出し応援適用試合となる。「本当に今からワクワクして鳥肌が立つような試合ができる。サポーターには熱い後押しをお願いしたい」。自らのゴールでスタンドを沸かせる準備はできている。

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