県立看護大20周年記念式典 優秀な人材育成を 節目祝い飛躍誓う

 県立看護大(上越市新南町)は15日、創立20周年記念式典を同市西城町3のデュオ・セレッソで開いた。
 同大は県立看護短期大を前身とし、平成14年4月に開学。同18年に大学院が設置され、これまで学部卒業生1586人、大学院修了生117人を輩出している。
 記念式典は大学職員や来賓ら129人が出席。小泉美佐子学長は「看護職はいかなる時代もなくてはならない専門職。医療の高度化、複雑化でより質の高い看護人材の育成が求められる。公立、県立の単科大学の強みを生かし、さらなる飛躍を目指す」とあいさつした。

職員、来賓ら129人が参加し式典を挙行。小泉学長が大学のさらなる飛躍を誓った

 大学設置者として祝辞を述べた花角英世知事は「県民が安心安全の医療を受けられる体制を築くため、看護人材は不可欠。看護大は今後ますます重要になってくる。優秀な人材を一人でも多く輩出し、研究成果を還元することで、地域の保健、医療、福祉の向上に寄与することを願っている」と話した。
 式典に続いて記念講演会を実施。お茶の水女子大名誉教授の波平恵美子さんが講師を務め、「看護の本質」と題して語った。

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