「祈りのカルテ」第3話ゲスト患者解禁!

土曜ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」。主演・玉森裕太、現役の医師でもある作家 知念実希人氏によるシリーズ累計20万部突破のベストセラーが原作の本作。本日放送回の予告映像にて、来週放送の第3話のゲスト患者として矢田亜希子の出演が解禁されました。次回の舞台は木佐貫英子(斉藤由貴)が指導医を務める産婦人科。矢田演じる小野文香は弁護士で、仕事中に倒れたという妊婦。木佐貫の冷静な処置で切迫早産の危機を脱することができたものの文香の病室には病院から連絡を受けた元夫と、交際相手だという男が現れて…一体、どちらがお腹の子供の父親!?という役どころ。事情も話さず、出産に向けて必要な検査も拒否する文香に困惑する諏訪野たちだったが、文香は「退院させてくれないなら帝王切開してほしい」とさらなるムチャを要求。一刻も早く子どもを生みたいという様子の彼女の裏にはある秘密が…。情報解禁にあたって矢田は「過去に何度か妊婦さんの役をやらせていただいたことはありますが、とても久しぶりですし、いまこのタイミングで想像もしていなかったのでどう演じようかな、と。」とをオファーを受けた際のことを振り返りつつ「自分1人だけの命ではない、命の尊さをより強く皆様にも感じていただけるような内容になっていると思います。」とコメント。役を演じ切っての想いを言葉しました。

大切な人のために、二人分の命をかけてついた嘘。
母親の決死の選択を前に、命を守るべき医師として、諏訪野は真実を見抜くことができるのか――――

土曜ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」10月22日放送の第3話を楽しみに!

【第3話みどころ】
初期研修9か月目、産婦人科で研修を受ける諏訪野(玉森裕太)は、理事長にも平気でたんかを切る元ヤンと噂の指導医・木佐貫英子(斉藤由貴)の下、想像以上にハードな仕事に追われ息つく暇もない。そんな中、切迫早産の患者が運ばれてくる。患者の名は小野文香(矢田亜希子)、妊娠25週目。弁護士で、仕事中に倒れたらしい。
翌日、文香の病室に、病院から連絡を受けた夫・正和(森田甘路)が駆け付ける。文香の無事を知って安堵する正和に木佐貫が病状を説明しようとすると、文香は「離婚したんです、私たち」と言い、正和に「あなたとは何の関係もない」と冷たく言い放つ。するとそこにスーツ姿の男・岡田俊一(内藤秀一郎)が現れ…
「文香さんと交際している岡田と申します」――。

文香と正和は10年前に結婚。なかなか子どもができず3年前に不妊治療を受け始め、ようやく子どもを授かったものの流産してしまった。正和が“子どもは諦めて2人で生きて行こう”と決めた直後、文香の方から突然別れを告げたという。2人が離婚したのは4か月前。離婚と妊娠の時期の重なりから、正和は「おなかの子は僕の子です」と断言する。
一方の岡田。文香とはバーで出会って意気投合し、交際が始まったのは半年前。正和と離婚する前だったため不倫していたことになるが、岡田もまた「僕がおなかの子の父親です」と譲らない。当の文香は、どっちが父親なのか答えない上、「検査は一切拒否する」と勝手を言い――。

その頃、外科で研修を受けるみどり(池田エライザ)は、外科の入院患者・町田翔馬の後を沙智(豊嶋花)がコソコソつけ回していることに気付いて、沙智の恋心を知り…。

翌日、文香の病室に正和が再び現れ、岡田と口論になる。すると文香は正和に対して「いい加減にして!」と声をあげ、おなかの子の父親は岡田だから二度と私の前に現れないでと追い返す。ショックを受ける正和は、諏訪野の前で、こうなったのは不妊治療に協力的じゃなかった自分の責任だとうなだれ…。
正和が帰った後、文香は諏訪野たちに「退院させてくれないなら帝王切開してほしい」とさらなるムチャを要求。理由を聞かれても「守らなきゃいけない人がいるんです」としか答えない文香。検査を拒否し、早く出産しようとする、文香の本当の思いとは――?

【第2話ネタバレ】
諏訪野(玉森裕太)の新たな研修先は外科。長時間の手術、焼き肉、長時間の手術、ステーキ、長時間の手術…という外科特有のループにぐったりする諏訪野だったが、院内の誰もが一目置く優秀な外科医である指導医・冴木(椎名桔平)に必死についていく。

諏訪野と冴木は、胃がんと診断された老齢の患者・近藤玄三に手術の説明をする。冴木が「腹部を切ることなく内視鏡を使った粘膜切除だけで完治する」と告げると、同席する娘・幸子と孫・真緒は安堵し、再来週には80歳になる近藤も「先生方に任せておけば大丈夫だ」と内視鏡手術に前向きな姿勢を見せる。そのまま入院することになった近藤のベッドは、同じく癌を患っているらしい若宮悟志の隣になった。
翌日、諏訪野が病室を訪れると近藤の姿はなく、検査前の若宮がジュースを飲んでいた。諏訪野が注意すると、若宮は「だって俺、人の好意をむげにできないのよ」と訳の分からないことを言う。そこに近藤が思い詰めた表情で戻ってきて、突然……「手術をやめる」と言い出すのだった。困惑する諏訪野が理由を聞くと、近藤は一言、「これは癌じゃないからです」――。

諏訪野は外科のカンファレンスで、近藤が手術を拒否していることを報告。外科部長らは「民間療法の業者に何か吹き込まれたのかもしれない」と臆測を立て、なんらかの処置を諏訪野に求める。答えに窮する諏訪野だったが、冴木のフォローによってカンファレンスを乗り切るのだった。
近藤はその後も「これは癌じゃない」の一点張り。このまま癌を放っておいたら2、3年で亡くなる可能性が高いというのに、手術を強制することもできず、諏訪野は複雑な心境に…。
そんな中、みどり(池田エライザ)は、病院をうろつく沙智(豊嶋花)の様子が気になる。何をしているか問いただすと、沙智は「何人死んだかを数えている」と言い放つ。そんな沙智に、みどりは――。
そしてその夜、近藤と若宮は外科のスタッフステーションに忍び込み、こっそりパソコンを操作し始めて――。

<<ここからネタバレ>>
当直中の諏訪野は、スタッフステーションでパソコンを触っている近藤と若宮を発見!癌の進行具合を知るためカルテを見ようとした2人を、諏訪野は厳しく注意する。
翌日、諏訪野は病院のロビーで近藤と黒スーツの男が話しているのを見掛け、思わず近づこうとするが、外来患者の広瀬(原田泰造)に話し掛けられて機を逸してしまう。その直後、近藤は「やっぱり手術を受ける」とまた考えを一転!しかも内視鏡手術ではなく、リスクの高い開腹手術を望み、「来週中に手術をしてくれないと退院する!」とわがままを言い出して…。
一方、沙智の様子を気にかけるみどりも、沙智から「毎年病院で100万人が死んでいる。病院って死ぬ場所じゃん」と言われてしまい、返す言葉がない。そんな2人のやりとりを見ていた精神科の立石(松雪泰子)は、2人を連れて院内を回り、患者たちが笑顔で退院していく姿を見せる。立石の意図を理解したみどりは「元気に退院していく人はその何十倍もいるよ」と沙智に教えるのだった。
その夜、諏訪野のもとに若宮がやってくる。若宮は、近藤が「家族のために腹を切る」と言っていたことや、黒スーツの男は保険会社の営業マンで以前ジュースをおごってもらったことを諏訪野に話す。ピンときた諏訪野は慌てて近藤の電子カルテを開き、これまでの記録を読み返すと、すべてが繋がり――「近藤さんが開腹手術をしたがった理由が分かりました。カルテが、すべて教えてくれました」――。

近藤は80歳まで保障されるがん保険付きの生命保険に加入していた。その保険は、粘膜の下まで癌が進行していて命を奪う危険性がある悪性腫瘍の場合にしか保険金が下りないため、近藤は80歳になる前に開腹手術で胃を摘出して、癌がどこまで進んでいるかを調べてほしかったのだ。それでも保険金を受け取れるとは限らないが…孫を大学に行かせてやりたい…そのためにお金が必要だった――。
話を聞いた冴木の計らいで近藤の開腹手術が行われる。そして数日後、冴木が病理検査の結果を告げる…「残念ながら、粘膜の下までがん細胞が達していました」。その言葉を聞いた近藤は泣きながらガッツポーズ。冴木は初めの見立てが甘かったことを家族に謝罪し、癌が転移している可能性はほとんどなく、今回の手術で完治したと告げる――。
近藤が無事に退院した後で、諏訪野は冴木に尋ねる…「近藤さんの癌は本当に粘膜の下まで進行していたんですか?」。何食わぬ顔で「俺が間違うわけがないだろう」と答える冴木を見て、諏訪野はほほ笑みながら、外科も悪くないと思うのだった――。
そして、次なる研修先・産婦人科にやってきた諏訪野は、産気付く妊婦を前にオロオロして――。

番組概要
■タイトル 祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録
■放送枠 2022年10月期 土曜よる10時~

(C)NTV

© 株式会社ジェイプレス社