フィリーズが王者ブレーブスを撃破! 3勝1敗で地区シリーズ突破

地区シリーズ第4戦【ブレーブス3-8フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

第3戦に勝利してリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけたフィリーズは、本拠地フィラデルフィアの大歓声の後押しを受け、2回裏に3点を先制。4対2と2点リードで迎えた6回裏には勝利を決定付ける3点を追加し、昨季王者ブレーブスを撃破して2010年以来12年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。勝利投手はフィリーズ3番手のブラッド・ハンド。ブレーブス先発のチャーリー・モートンが敗戦投手となった。

ブレーブスが「負ければ敗退」の大一番に強いモートン、フィリーズがノア・シンダーガードの先発で始まった一戦は、2回裏にフィリーズがブランドン・マーシュの3ランで先制。3回表にオーランド・アルシアのソロ本塁打で1点を返されたものの、3回裏にJ・T・リアルミュートが捕手ではポストシーズン史上初となるランニング本塁打を放ち、再び3点リードとした。4回表にマット・オルソンにソロ本塁打を浴びたものの、6回裏にリース・ホスキンス、リアルミュート、ブライス・ハーパーの3連続タイムリーで3点を追加。7回表にトラビス・ダーノウのソロ本塁打で1点を返されたが、8回裏にハーパーがダメ押しのソロ本塁打を放ち、8対3でブレーブスを破った。

昨季王者ブレーブスはソロ本塁打3本による3点のみと打線がつながらず、地区シリーズ敗退が決定。11年ぶりのポストシーズン開催に沸くフィリーズファンが地元球団を大歓声で後押しするなか、本来のプレーができなかった感は否めなかった。ワールドシリーズ連覇は1998年から3連覇したヤンキースが最後。21世紀初の連覇チームは今季も誕生しなかった。

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