「君の花になる」本田翼が高橋文哉の“ツン”ぶりに「最初は怖かった」

本田翼が主演を務め、TBS系で10月18日にスタートする連続ドラマ「君の花になる」(火曜午後10:00。初回は15分拡大)の制作発表会見がオンラインで行われ、本田のほか、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、木南晴夏、宮野真守が登場。MC役を宮野が務め、会見は和気あいあいとしたムードで行われた。

ドラマは、ある出来事により挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花(本田)が、崖っぷちのボーイズグループ・8LOOM(ブルーム)の寮母となり、一緒に“トップアーティストになる夢”に向かっていく物語。あす花は、突如ボーイズグループが共同生活する寮の寮母になったことをきっかけに、かつての教え子・佐神弾(高橋)と再会する。弾がグループのリーダーとして夢に向かって真っすぐ挑戦する姿に心を打たれ、気付けば教師だった頃の情熱を取り戻し、自身の挫折とも向き合うように。30歳の節目に、恋も仕事も友情も新たなステージへ進む女性の成長と胸キュンを描いたオリジナルストーリーが展開する。8LOOMのメンバーを高橋、宮世、綱、八村、森、NOA、山下、あす花の姉・仲町優里役を木南、8LOOMのマネジャー・添木ケンジ役を宮野が務める。

会見序盤、「普段はツンが多めなんですが、実は仲間思いの8LOOMのリーダー・佐神弾を演じます。高橋文哉です」「8LOOMの頼れる末っ子・成瀬大二郎役の宮世琉弥です」「男気あふれるグループの最年長・古町有起哉役の綱啓永です」「しっかり者だけど少しネガティブ思考の一之瀬栄治役の八村倫太郎です」「歌が大好きで鼻が利くなど、ミステリアスな一面がある桧山竜星役の森愁斗です」「一見クールだけど、どこか天然で人たらしの久留島巧役のNOAです」「ダンスには自信あり。みんなのお世話係・小野寺宝役の山下幸輝です」とそれぞれキャラクターを交えながらあいさつをした8LOOMのメンバー。本田、宮野、木南の“大人3人”はとにかく、8LOOMのメンバーがかわいくて仕方ないそうで、現場では「誰推し~?」などと話しながら盛り上がっているのだとか。

そして、昨年の10月にオーディションが行われ、半年前からレッスンなどを開始し、すっかり気心が知れているという8LOOMの面々。高橋は「最初の頃は、チーム感を出そうって、人狼ゲームやトランプなど、みんなでいろんなことをやっていました。でも、最近は個々にやりたいことをやっている感じで、無言でも気まずく感じないようになりました」と関係が深まっていることを伝えた。

さらに、高橋は、第1話のポイントとして「僕が演じる佐神弾が本当にツンツンしすぎていて、思い出しても1話はすごかった。それこそメンバーとぶつかったり、ここまでツンツンしている役柄を演じるのは初めてだったので、そこを見ていただけたら」と、貴重な自身の“ツン”ぶりをアピール。すると本田が「“ツン”と言ったらかわいく聞こえますけど、本当にナイフみたいな存在ですから、最初。だいぶ怖かった」とすかさずツッコミ。続けて高橋が「あす花さんとの関係性も“ガッ”と動くところも楽しみにしてください」と言うと、宮野はそんな2人にラブ的な展開があるのかどうかも、本作の見どころであると期待をあおった。

作品の内容にちなみ、メンバーたちが現在“推しているもの”を尋ねられると、八村は「実家のワンコが推しですね。毎朝お母さんから画像が送られてくるんですが、その画像を見て癒やされてます」とにっこり。宮野から「犬種は? 名前は? 性別は?」と矢継ぎ早に質問され「ポメラニアンとプードルのミックスでポメプーです。名前はドリー。女のコです」とタジタジになりながら回答した。

また、山下は「僕は自転車が好き。外に出ていたいタイプなので、お休みの日は自転車で出かけます。この前は家からディズニーの方まで行ったんですよ」、宮世は「人としゃべることにハマっています。楽屋でも携帯電話をいじらずに、誰かに話しかけてコミュニケーションをとっています。最近人っていいなと思っています」、森は「僕はデニムですね。アメカジが好きで、今もデニムを育てています」、綱は「僕は友達かな。以前より忙しくなって休みが減ったんですが、休みの日には友達と会うことを大事にしています」とそれぞれコメント。

続けて「ドラマとしての推しポイント」を聞かれた本田は、「8LOOMの食べっぷりのよさ」を挙げ、「食べてるシーンが結構出てくるんですが、その姿がかわいい。すごい元気よくパクパク食べてくれるんです」とにっこり。宮野、木南もその食べっぷりには驚いているそうで、「撮影であんなにガチ食いしているのは初めて見た」(宮野)、「トーストをワンシーンで5枚ぐらい食べていて、どうなってるの?と思った」(木南)と、本田の話に納得の様子だった。

会見中には、8LOOMの1stシングル「Come Again」のダンスを全員で踊る一幕も。8LOOMのファン“ブルーミー”だという本田と木南はかなり練習したそうで、完璧なダンスをした一方、あまり知らなかった模様の宮野。「今見たから完璧」と1人でダンスを披露することになるが、やはりあまり覚えてはおらず、“顔芸”を交えつつなんとか乗り切り、メンバーたちを笑わせていた。

そして、8LOOMが実際に音楽活動をする本作。宮世とともに空き時間には曲作りもしているというNOAは「8LOOMとして僕たちが直面する大変なことは、見てくださる皆さんも共感できる部分もたくさんあると思うので、ぜひ楽しんでいただけたら。8LOOMとしてアーティスト活動もたくさんしていきますので、ぜひ直接会いに来ていただけたらうれしいです」、森も「作品を見たら、(8LOOMを)すごく応援したくなると思います。実際に僕たちがドラマ以外でもアーティスト活動する場面があるので、ドラマ内で推しを見つけて会いたいと思ったら、遊びに来てもらいたいし、ドラマ以外でも応援していただけたらなって思います」と呼び掛けた。

最後には視聴者に向け、高橋が「見てくださった方に(放送日翌日の)『水曜日頑張ろう』って思ってもらえる作品で、どんな世代の方も楽しんでもらえるドラマだと思います。楽しんでいただけるように僕らもいいものを作りたいと思いながら、パフォーマンスの練習をしてたりするので、全力で楽しんでいただけたら」、本田が「ドラマ『君の花になる』は『応援したい』という気持ちを持ってもらえるドラマなのではないかなと思っています。このドラマを見ることによって、ちょっと明日が楽しくなる、そんな作品になっています。ぜひ皆さん楽しみに待っていてください」とそれぞれメッセージを届けた。

© 株式会社東京ニュース通信社