IR実現で「人口1万人増」を予測 佐世保市調査

 長崎県が佐世保市のハウステンボス(HTB)への誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)について、市は7日、IRが実現した場合、雇用増加で市内の人口が1万1528人増えると予測する調査結果を市議会特別委員会に報告した。
 調査は大手コンサルタント会社に委託。IR誘致を見据えた住宅需給量のほか、学校や上下水道、道路といった公共インフラへの影響などを検証。今年3月に調査結果をまとめた。
 調査結果によると、IR誘致に伴う直接雇用者数は9980人、間接雇用者数は6973人と推定。市内の世帯数は9149世帯増え、雇用者の家族なども居住するとした。
 このほか、IRの資金調達で、米不動産サービス大手CBRE、スイス金融大手クレディ・スイス、米金融大手キャンター・フィッツジェラルドから支援を受けると説明。その他の支援企業について、市は「事業者間の協議が整い次第、(県が)速やかに公表する予定」とした。


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