高校生 商店街盛り上げ 県内10校、歌やダンス披露

中心市街地でステージイベントや作品展示があった「高校生商店街」

 中心市街地のにぎわい創出を図るイベント「高校生商店街」(宮崎市商店街振興組合連合会主催)は16日、宮崎市の若草通りアーケードであった。県内10校の文化系部活動に所属する生徒約80人が参加。合唱やダンスなど日頃の練習の成果を披露。家族連れや買い物客らが足を止め、芸術の秋を彩る若者のパフォーマンスに拍手を送った。
 高校生の芸術文化活動などに商店街を活用し、若者が街に出向くきっかけにしてもらおうと、2014年から毎年実施。同日は「ハイスクールまちんなかアート」と題し、油彩画や書の作品を展示したほか、ステージでは合唱や琴の演奏などがあり、音響や進行も生徒たちが担った。
 琴を弾いた同市・宮崎西高2年の中山佳蓉(かよ)さん(16)は「琴をあまり知らない人にも聞いてもらえた。中心市街地を身近に感じることもできた」と話していた。

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