鉄道の歴史や魅力 ファン堪能 岡山でフェア 「駅スタンプ」人気

ファンらでにぎわった鉄道の日フェア=JR岡山駅東口広場

 「鉄道の日」(14日)を記念し、JR西日本岡山支社(岡山市北区駅前町)と岡山電気軌道(同市中区徳吉町)は16日、JR岡山駅東口広場などで「おか鉄フェス2022鉄道の日フェア」を開いた。ファンらが訪れ、鉄道の歴史や魅力に触れた。

 各駅で訪問記念に押せる「駅スタンプ」のうち、無人化などに伴い撤去された上道、吉永駅など10駅の実物を特別公開。押印もできるとあって、愛好家の人気を集めた。かつて岡山市の中心部と南部を結んだ「三蟠軽便鉄道」で使われた機関車の模型展示などもあった。

 岡山中央署と連携し、「特殊詐欺撲滅」と記した横断幕を掲げた路面電車「地域安全電車」を東山―岡山駅前電停間で3往復、特別に運行した。

 会社員男性(44)=福山市=は長男(6)と駅スタンプを押して「とても楽しい」と笑顔。わが国初の鉄道が新橋―横浜間で1872(明治5)年に開業してから150周年を迎えたことに触れ「これからも地域の交通を支えてほしい」と話した。

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