「いちご一会とちぎ国体」の文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2022 TOCHIGI」最終日は16日、宇都宮市の日環アリーナ栃木で各競技の決勝などが行われた。本県代表は、「グランツーリスモ(GT)7」一般の部で高橋拓也(たかはしたくや)さん(28)=宇都宮市、プロゲーミングチーム「忍ism Gaming」所属=が3位に輝いた。全競技の順位などを基に決まる総合優勝は東京。本県は8位に終わり、県内初開催となった同選手権は閉幕した。
優勝した第1回の茨城大会以来、3年ぶりの出場となった高橋さん。決勝レースはペナルティーが頻発するなど荒れ模様となったが、豊富な経験を基に冷静に対応した。終盤は誰が1位になるか分からない混戦状態の中、3位と健闘した。
レース後、「3年ぶりのオフライン大会で、自分のレースができた」と振り返った。全国大会の本県初開催について、「栃木の素晴らしさを感じ取れる大会になった」と充実した表情を見せた。
同競技U-18の部に出場した高橋優輝(たかはしゆうき)さん(16)=益子町=は11位。パズルゲーム「パズドラ」は本県代表2人が準々決勝に挑んだが、いずれも敗退した。
6競技10部門に計126人が参加し、日本一を目指して熱戦を繰り広げた同選手権。総合優勝の東京は5部門で1位を獲得した。2位は大阪、3位には滋賀と香川が並んだ。
また閉会式で日本eスポーツ連合の岡村秀樹(おかむらひでき)会長は、来年「特別国体」が行われる鹿児島県で同選手権を開催すると発表した。