きょう17日(月)は、日本付近にある2つの前線の影響で北海道から九州で雨が降る。夕方には東日本でも雨の予想なので、お出かけの際に雨が降っていなくても雨具を忘れないようしたい。
　気温は、朝からあまり上がらない見込み。朝より夕方のほうが寒くなる所もありそうだ。東日本・西日本は、前日差も大きいため体調管理や服装選びに注意が必要だ。

東日本は雨具を忘れずに　西日本太平洋側は1日中雨の所も

　西日本・東日本では、西から来る前線の影響で雲が多く、時間と共に雨の範囲が広がる見込みだ。
　午前5時現在、近畿・四国・九州の広い範囲で雨が降っている。次第に雨雲は東へ広がり、通勤通学の時間帯には、東海や関東でも雨が降り始める所が多そうだ。午後になると、北陸でも本降りの雨になる見込み。帰宅時間には、東日本や西日本太平洋側で雨が降る予想だ。　　
　東日本では朝、雨が降っていなくても、お帰りの頃には雨が降るので、雨具を忘れないようにしたい。

東日本・西日本　きのうより大幅に気温マイナス

　日中も曇りや雨のため日差しが少なく、朝からあまり気温が上がらない。午前5時現在の大阪の気温は20.9℃、予想最高気温は21℃と、ほとんど変わらない予想となっている。
　また、きのうと比べても6℃前後低い予想の所が多い。日中は半袖でも過ごせたきのうとは打って変わって、長袖の上着が必要になりそうだ。服装選びや体調管理に注意したい。

北日本　朝より夕方の方が寒い

　北日本では、低気圧に伴う前線が通過するため、大気の状態が非常に不安定になる所がある。日本海側を中心に雨が降り、強風や落雷にも注意が必要だ。
　また、前線が通過した後は、大陸の冷たい空気に覆われるため、気温が低くなる。札幌などでは昼ごろに気温が上がるが、その後は急に気温が下がる。日本海側を中心に、朝より夕方の方が寒くなる所もある見込みだ。

沖縄　今晩は警報級の雨のおそれ

　台風20号は日本付近から遠ざかっているが、沖縄では台風が運んだ暖かく湿った空気の影響で、雷雲が発達しやすくなる。特に今晩は、警報級の大雨となるおそれがある。空模様の変化に注意が必要だ。

＜17日の予想最高気温（前日差）＞
札幌　　20℃（±0℃）9月下旬並み
仙台　　22℃（±0℃）10月上旬並み
新潟　　22℃（-1℃）平年並み
東京　　22℃（-4℃）平年並み
名古屋　21℃（-7℃）10月下旬並み
大阪　　21℃（-8℃）10月下旬並み
福岡　　24℃（-3℃）平年並み
那覇　　29℃（-2℃）平年並み

（気象予報士・森戸美唯）