犬と猫も不安症、うつを発症 引っ越しや落ち着かない気持ちが引き金

犬と猫に、不安症やうつの症状があることが判明した。新たな研究によると、5匹中1匹は行動上の問題を抱えているそうで、主な理由は分離不安症によるものだという。さらに、うつも両種に頻繁に見られる症状で、引っ越しや落ち着かない気持ちが引き金となり発症することが多いそうだ。

ただ、そういった塞ぎ込んだ状態は動物にとって一時的なものと研究者らは指摘。新たな生活パターンに落ち着くとなくなるものだそうで、英国のペット用品販売サイト「Yappy」経営のジョン・スミス氏はこう話す。

「ペットがメンタルヘルスの問題に苦しんでいることにショックを受ける人もいるかもしれません。私たちが友人であるペットの面倒を見ることは自明の理です。結局彼らは皆私たちのメンタルヘルス向上の手助けをしてくれているのですから」

スミス氏は飼い主へこうアドバイスしている。「彼らを圧倒させることなく、その状況に徐々に順応させることです。引っ越し当日の前に新しい家を見せに行ってください。新しい仕事のために徐々に一緒に過ごす時間を減らす練習をする、赤ちゃんのアイテムや音を教え慣れさせてください」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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