インバウンド復活! 八芳園に多くの外国人観光客

観光業の復活が期待される中、水際対策の緩和で外国人観光客の姿も都内にようやく戻ってきました。港区にある八芳園では、2年以上ぶりとなる団体の外国人観光客が訪れています。

コロナの影響で2年間延期となっていたという50人以上のツアー客が訪れたのは 結婚式の会場としても人気が高い港区の八芳園で、訪れる人たちの希望に合わせた様々なプランを提供しています。

取材日に外国人観光客の要望に合わせて開催されたのは、目の前で繰り広げられる「サムライショー」でした。映画「キル・ビル」で殺陣を指南したアーティストによる圧巻のパフォーマンスに、観客はくぎ付けとなりました。

食事でも日本を感じてもらおうと、夕食は和食が提供されました。すき焼きや炊き込みご飯などのメニューに添えられているのは本物のイチョウやモミジで、見た目でも日本の秋を演出しています。

また、希望に沿ったプランとしてパーテーションの設置やマスクの着用など、コロナの対策方法も利用者が選択できるようにしています。

きめ細かいおもてなしもあり、外国人観光客の旅行は思い出深いものとなったようです。八芳園のこれからに期待が高まっています。都内にようやく外国人観光客の笑顔が戻りそうです。

<取材の中で見つけたインバウンドの最新トレンドを2つご紹介>

1つ目は、観光客は何か買い物をするのではなく日本で過ごす時間や空間を重視していて、日本での体験にお金を惜しまない傾向があります。特にユネスコの無形文化遺産に登録された和食の人気が高いそうです。

2つ目は、待望の日本訪問ということもあり、1週間の予定だった観光を10日に延ばすといった、滞在期間を長期化する傾向があるそうです。

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