昭和31年創業!埼玉・東松山の豚のカシラを炭火で焼いた「味噌だれやきとり」

昭和31年創業の味噌だれやきとり発祥の店

東武鉄道東上本線の東松山駅から歩いて10分ほどの県道41号線沿いにある『大松屋』。

東松山名物 "味噌だれやきとり" の、現在のスタイルを生み出した発祥店として知られているお店です。

広々とした店内は、コの字カウンターの中央に焼き台があり、炭火のいい香りが漂っています。

メニューは、5種類(カシラ、レバー、ハツ、タン、P白)のやきとりの他、キムチ、キュウリなどで、冬季限定でもつ煮が揃います。

東松山では「やきとり」といっても鳥肉ではなく"豚のカシラ"を使うのが伝統!当然ながら炭火焼きが基本です。

こちらのお店では注文しなくても、わんこ蕎麦の要領でお皿の中身が空になると、店主が焼きたてのやきとりが一本ずつ手元に届けられます。

何もつけずに食べると、塩味は薄め。味噌だれをつける前提の味付けになっています。

ホーロー缶にたっぷり入った自家製の味噌だれを、好みの分量だけ専用のヘラでべっとり塗って食べるのが東松山流!

味噌だれは、辛み抑え目で旨みがしっかりあります。但し、塩味が強めなのでつけ過ぎには注意が必要です。

ちなみに味噌だれは、白みそをベースに唐辛子、ニンニク、ごま油、みりん、果物、多くのスパイスを混ぜているそうです。

看板商品の「カシラ」はしっかりした歯応えで、脂が程よくのりジューシー!

しっかり焼きで表面を焦がしているため、独特な香ばしさを生んでいるのが特徴です。

噛みしめると脂がジュワっと染み出し、いかにも豚肉を食べているという充実感があります。

「レバー」もねぎと交互に串刺しにしてあるねぎまスタイルです。

味噌だれとねぎで味わうレバーは珍しく、プリプリと張りがあっていやな匂いはなく、それでいてレバーらしい風味は十分に味わえます。

なおカシラ以外の部位は、追加でお願いすると焼いてくれます。

ハチノスと大きな大根、こんにゃくがたっぷり入った「もつ煮」は、冬季には注文したいメニュー!

必ずリピートしたくなる味噌だれやきとり!東松山に訪れる際はやきとり文化をぜひご堪能あれ!

大松屋

〒355-0016 埼玉県東松山市材木町23−14

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*この記事は2022年10月時点の情報を基に作成しています。

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