北村匠海が疾走する姿 若者たちの心の叫びを描く 中川大志、松岡茉優、古川琴音出演 「スクロール」特報

2023年2月に全国公開される、YOASOBIの大ヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝による同名小説の映画化作「スクロール」の、特報と第一弾ビジュアルが公開された。

公開された特報は、北村匠海演じる〈僕〉が、ユウスケ(中川大志)から友達が死んだことを電話で告げられるシーンから始まる。「この社会で、夢など見てはいけない」とどこか疲れた表情を見せる〈僕〉や、 「幸せになれるかな」とつぶやく松岡茉優演じる菜穂、「いつ死ぬかわかんないしね。やりたいことやっておかないと」 と話す古川琴音演じる〈私〉など、理想と現実のギャップに「何者にもなれないのでは」と感じながら不安な日々を過ごす登場人物たちの、心の叫びが描き出されている。そんな暗闇の中から〈僕〉がどこかへ向かって疾走する、躍動感のあふれる映像で終わる。

あわせて解禁された第一弾ビジュアルは、本編と同じく撮影の川上智之が撮り下ろしたカットが使われている。屋上にいる北村演じる〈僕〉と中川演じるユウスケの物憂げな表情をした姿に、「生きること。愛すること。」のコピーが添えられ、何かを心に抱えながらも生きる現代の若者が表現されている。

「スクロール」は、理想と現実のギャップに溺れながらも、社会や自分と必死に向き合う若者たちの姿を描いた青春群像劇。学生時代に友だちだった”僕”とユウスケのもとに、友人の森が自殺したという報せが届く。SNSに思いをアップすることで何とか自分を保っていた”僕”、刹那的に生きてきたユウスケ、特別な自分になりたいと願う”私”、ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂の時間が交錯していく。”僕”を北村匠海が、ユウスケを中川大志が務める。「CUBE 一度入ったら、最後」の清水康彦監督がメガホンを取る。

【作品情報】
スクロール
2023年2月全国公開
配給:ショウゲート
©橋爪駿輝/講談社 ©2023映画「スクロール」製作委員会

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