お好み焼きにはドラマがたくさん… オタフクソース創業100周年でエッセイ募集

来月、創業100周年を迎えるオタフクソースが、お好み焼きにまつわるエッセイを全国から募り、16日、最優秀作品の表彰式が開かれました。

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オタフクソースが募集した「お好み焼エッセイ」には、全国から2463の応募があり、選考には、広島とゆかりの深い作家の 重松 清 さんがあたりました。

3つの作品が最優秀に選ばれ、受賞者には 佐々木 孝富 社長から記念品が贈られました。

□ 重松 清 賞(最優秀)

「夢への活力」 曽田 辰雄 さん(島根)
「それは家族の味」 大塚 遥香 さん(静岡)
「鉄板の向こうの笑顔」 丹波 朋子 さん(大阪)

このうち、静岡県の 大塚 遥香 さんは、「親元を離れて初めて一人暮らしを始めた夜に食べたお好み焼きの味」をつづりました。実家ではよく、家族みんなでお好み焼きを作って食べていたそうです。

「初めて泣きながら食べたお好み焼きの味は ほんの少しだけ ほろ苦い思い出の味である」(『それは家族の味』より)

選考にあたった 作家 重松 清 さん
「(お好み焼きが)それぞれに人生や生活に一体化しているというか、食べているときの思いやドラマがすごくあると思って、圧倒されました」

エッセイは、1922年(大正11年)に創業したオタフクソースが、来月26日に創業100周年を迎えることを記念して募集したものです。

最優秀を含む50の募集作品をまとめたエッセイ集「お好み焼がつないだ絆と笑顔」は出版されるほか、ラジオでも放送になる予定です。

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