松下洸平が「アトムの童」イベントに登壇。主演の山﨑賢人は「赤ちゃんみたい」

松下洸平が、TBS系連続ドラマ「アトムの童(こ)」(日曜午後9:00)のカプセルトイイベントにサプライズで登場した。

山﨑賢人が主演する本作は、「相棒」(テレビ朝日系)、「この恋あたためますか」(同系)などを手掛けた神森万里江氏による完全オリジナルストーリー。ゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者・安積那由他(山﨑)が大資本の企業に立ち向かう姿と、周囲の人たちとの関わりによって成長していくさまを描く。松下は、那由他の過去を知る菅生隼人役で出演。那由他とコンタクトを取ろうとする老舗玩具メーカー「アトム」の社長・富永海役を岸井ゆきの、那由他と敵対する大手IT企業社長・興津晃彦役をオダギリジョーが務める。

そして、今回のイベントは、劇中に登場する老舗玩具メーカー「アトム玩具」の専務役で出演するでんでん直筆の主要キャラクターイラストをアクリルキーホルダーとしてグッズ化し、指定のハッシュタグでSNSに投稿した人を対象に(限定1000個)無料でカプセルトイを回すことができるというもの。

イベントの終盤登場した松下は、集まった観客を前に「30、40分前に会場の前を車で通ったら誰もいなくて、不安だった」と笑いつつ、1人での登壇となったことについては、山﨑と岸井は撮影中ということで「僕だけが暇だったみたい。これがなければ休みだったんですけど」と冗談を言って、笑いを誘った。

続いて早速、カプセルトイのマシンを回した松下は、「あっ!」と声を上げ、「やった山﨑賢人」と那由他のイラストが抱えれたキーホルダーを引き当てたことに笑顔を見せ、「でんでんさんが書いてくれた(自身が演じる隼人の)原画は自宅の玄関に飾っています」と報告。ゲットしたキーホルダーは「本人にバレないように、(現場で)見えそうで見えないようなところにつけます」といたずら心をのぞかせた。

共演する山﨑について「赤ちゃんみたい」と紹介。「(山﨑のことを)最初はすごくピュアで等身大みたいな表現をしてたんですが、時間が経つにつれてちょっと分かってきたことがあって。山﨑賢人くんって赤ちゃんなんだと思います。じっとしていられないんですよ。シリアスなシーンも時々出てきますけど、僕が賢人くんの横に座ってシリアスなシーンを一緒に撮影してる時に、相手の緊張感を受けて、本人もすごいやってるんですけど。どこかじっとできない部分があるみたいで、声を出したり、ずっと動いているんですよ。そこは那由他とリンクする部分でもあるんですが、赤ちゃんのようでかわいいなと思っています」とその理由を話した。

オダギリに関しては、「興津はドラマの中のラスボス的な存在になるんですが、ガツガツ主張してこない。だから余計怖いんです。何を考えてるか分からないんですが、いるだけでもオーラがあって、前に前に来るタイプのお芝居ではないので、余計に脅威を感じるというか。目が合っただけで『なんかやばそう、この人』ってちょっと後ずさりしてしまうような、そういう強いエネルギーを持った方。ミステリアスさもあったりして。まさにラスボスのような存在でめちゃくちゃカッコいい。そして、オダギリさんご自身もすごくカッコいいんですよね」とその魅力を伝えた。

自身と演じる隼人の共通点を尋ねられると「僕もドラマを作らせていただいたり、音楽をやったりと、クリエートする仕事についているので、そういった意味では、菅生隼人のこだわりや、頑固なところとか、ぶれないところにはすごく共感できますね」とコメント。本人は10分程度しか出演しない第1話を見て、「何か胸が熱くなって、ワクワクした」そうで、「もの作りに命を懸ける人たちがたくさん登場するんです。そのエネルギーにすごくワクワクして、何かこう『こうしちゃいられない』って気持ちになります。何か始めたいとか、何か自分も作りたいって思わせてくれる、すごいエネルギーの詰まった第1話でした」とパワーをもらったことを明かした。

そして、「1話をご覧になっていただくと、より菅生隼人っていう存在が気になると思いうので、絶対2話を見てください」と呼びかけ、今後の展開に関しては「僕らもまだ撮影中なので、最後までどうなるか分からないんです」としつつも、「とにかく熱いパワーを持った『日曜劇場』になるんじゃないかなと思います。『日曜劇場』ファンの方もたくさんいらっしゃると思うんですが、そういった方も十分に楽しめますし、あとはゲームが好きな若い世代の方々にも楽しんでいただける。本当に全方位型『日曜劇場』になると思います」と、幅広い層に刺さる作品になっていることをアピールした。

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