石橋静河、池波正太郎原作の“ガールミーツボーイ”時代劇「まんぞく まんぞく」に主演

NHK BSプレミアムでは12月30日に、池波正太郎生誕100年を記念して、BS特集時代劇「まんぞく まんぞく」(午後8:00)を放送。石橋静河が主演を務める。

ドラマは、爽やかな女性剣士を主人公とした長編時代小説を初めて映像化するもの。石橋は、ひたすら剣の道に励み「私を剣で打ち負かすような男が現れない限り、結婚しない」と公言するヒロイン・堀真琴を演じる。そんな真琴が1人の若者に出会い、結婚を決意するまでの家族愛に包まれた温かい物語を、悪の旗本退治と家来のあだ討ちを織り込みながら描く“ガールミーツボーイ”時代劇だ。

石橋は「時代劇では女性が主人公の物語は少なく、さらに剣を持った女性という、希有な役に出会えたことがとてもうれしいです。今は本格的な殺陣を絶賛稽古中で、日々筋肉痛に悩まされていますが、スタッフ、キャストの皆さんと素晴らしい作品をお届けできるよう、頑張ります」と意気込んでいる。

また、旗本の三男で、真琴の見合い相手となる織田平太郎役の永山絢斗は「ちょんまげ姿を恋しく感じていたこの頃でしたので、また時代劇で京都に帰れること本当に感謝しています。石橋静河さんをはじめ、豪華な先輩方との共演も楽しみでなりませんし、熱を持った、誇りある格好のいいスタッフの方たちと、またご一緒できることが今からとても待ち遠しいです」と期待に胸を膨らませる。

堀家当主で真琴の養父・堀内蔵助に扮(ふん)する國村隼は、「いちずでかたくなに武道に励む主人公は、まだ少女の面影を残しながらも心に秘めた思いを持ち、私の演じる義父はそれを理解しつつも、あえて言葉を掛けることなく深い愛情で見守っている、そんな関係です。池波時代劇エンターテイメント、お楽しみください」とアピール。

真琴が居候する百姓で元堀家の中間・万右衛門役の原田泰造は「万右衛門は主人公・真琴をいつも陰ながら見守って気を揉んでいる、おじちゃん。真琴とは冗談を言い合える仲なのだが、心には堀家と真琴に忠義を尽くし命に変えてでも真琴を守ると常日頃思っている。そんな万右衛門をちゃんと演じられたらいいなと思います」と役柄に触れつつ、心境を伝える。

そして、内蔵助の妻・堀弥栄役の真矢ミキは「『まんぞく まんぞく』を読んでいると、すぐそこにお江戸を感じます。街のにぎわいや活気、店先に漂うお出汁(だし)の匂い、そして人の営みと悲喜こもごもな思い…。私演じます弥栄はその字のごとく、ますます皆さん栄えるようにと、しなやかに凛と武士の妻として旦那さま、そして主人公真琴の心に寄り添いたいと思っています」と報告。

万右衛門のめいっこ・千代役の畑芽育は「時代劇にはこれまで何度か挑戦させていただいているので、その経験を生かせるのが楽しみです。また、今回初めて京都の撮影所にお世話になるということで緊張もしています。共演させていただくキャストの皆さま方の頼もしい背中を追いかけながら、私も一生懸命努めさせていただきます」と襟を正している。

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