仙台市のコロナ感染は「横ばいで推移」と予測 東北大下水ウイルス調査 

仙台市内のコロナ感染者数を予測する東北大学の下水調査で、今週は横ばいで推移するとの見通しが示されました。

東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから毎週、仙台市内の感染者数を予測しています。

先週は8730人の予測に対し実際の感染者数は2174人と前週を上回りました。

佐野教授は全数把握の見直しにより実際の感染者数と予測値を直接は比較できないとしたうえで、今週の感染者数を4474人と予測しました。

佐野大輔教授「(ウイルス濃度は先々週までと)ほぼ同じかちょっと低下している日もある。(行政が発表している)日々の報告者数は増えているが、市内で急増している状況では全くないのではないか」

一方で佐野教授は、新型コロナの水際対策が大幅に緩和され外国人観光客も増えてきていることから、引き続き感染対策の継続を呼び掛けています

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