中川上越市長 就任1年 指摘受け止め前進 「励ます会」に160人

 「上越市長 中川幹太さんを励ます会」が15日、同市西城町3のデュオ・セレッソで開かれた。昨年秋に上越市長に就任した中川幹太氏の後援会主催。
 後援会長の秋山三枝子県議はあいさつで「中川さんは上越市政改革という旗印を掲げて(市長選に)当選した。物事を変えるときには小さなことでも反発が起きる。互いが納得して良い関係をつくるには歩み寄り、努力、それから時間も必要」とし、理解と支援を求めた。
 来賓の梅谷守衆院議員(立憲民主党・新潟6区)は「中川さんは市長、私は衆議院議員というチャンスを皆さんから頂いていることを常に胸に刻み、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら上越地域を盛り上げる」と力を込めた。

約160人の出席者を前に熱弁を振るう中川市長(壇上)

 中川氏は「市内を一軒一軒、皆さんの声をお聞きしながら丹念に歩いたことは、今となっては非常に大きな価値。お聞きしたことを基に政策をつくり、実現に向け頑張っている。とにかく謙虚に、これからも皆さんの声をお聞きしながらやっていきたい」とし、肝入りの政策プロジェクトや地域課題などについて自身の思いを込めて熱弁。
 また「市の職員の皆さんは非常に優秀。私自身としては、自分の足りないところを感じている。これからもいろいろなご指摘があると思うが、それを受け止めながら全国、世界に向けて上越市をPRしていけるようなまちづくりに取り組む」と決意を新たにした。
 「励ます会」には支持者ら約160人(主催者発表)が参集した。来賓では梅谷衆院議員の他、高鳥修一衆院議員(自民党・北陸信越)=代理、JAえちご上越の笹原茂・経営委員会会長、上越市議会から栗田英明氏、小林和孝氏、牧田正樹氏、鈴木めぐみ氏の4市議、次期県議選への出馬を表明している国会議員秘書の土田竜吾氏が出席。花角英世知事が寄せたメッセージの代読も行われた。

© 株式会社上越タイムス社