小学校跡地 どう活用 高原で子ども未来議会

児童・生徒が高原町の将来などについて質問や提案をした「高原子ども未来議会」

 高原町内の小中学生が町政について質問や提言をする「高原子ども未来議会」は11日、町議会議場であった。町内6小中学校の児童・生徒16人が学校の跡地活用や町の活性化策などについて質問し、高妻経信町長や課長らが答弁した。
 2026年度に4小学校が統合予定であることから、複数の児童・生徒は、校舎を活用したキッズパークやカフェ、宿泊施設などの設置を提案。高妻町長は「にぎやかで地域のよりどころとなるよう、提案を含め幅広く検討したい」と述べた。
 狭野小6年の岩元優馬君(12)は町の活性化に向け、「魅力を発信する仕事を作ってSNSで情報発信すれば、人口増加につながるのでは」と質問。高妻町長は今年立ち上がった地域商社の取り組みを紹介し、「高原の魅力を内外に発信し、若者の雇用と定住につなげたい」と応じた。
 このほか、「図書館の本が少なく、読み飽きている子どもがもいる」「タブレットPCを使うため学校の机を大きくして」などの要望も上がった。

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