「ゴムじゃないコンドーム。サガミオリジナル」待望の新ラインナップ『0.01 Lサイズ』登場

相模ゴム工業の主力商品「サガミオリジナル」から、新たなラインナップとして「サガミオリジナル0.01(ゼロゼロワン) Lサイズ」を10月17日から発売する。
「サガミオリジナル0.01」は、当社独自の技術により、ポリウレタン素材を用い18ミクロン※1の薄さを実現したサガミオリジナル史上最薄※1「ゴムじゃないコンドーム。」として好評を得ている。
今回、お客様からたくさんのご要望を受け、皮膜の薄さを維持したままサイズアップした「L サイズ」を発売する。

■Lサイズ発売までのハードル①: 技術の壁
コンドームは、薬機法上で管理医療機器に分類される医療機器である。避妊と性感染症予防に対する効果が認められており、それ故、非常に厳しい検査が各工程で行われている。
たとえばその中のひとつ、「破裂圧力検査」では、コンドームが破裂するまで空気を注入し、破裂時の空気の量と、どの程度までの圧力に耐えたかを検査し、合格したロットのみが消費者の皆様に届けられる。
実は、この破裂圧力の維持がLサイズの開発における「肝」であった。直径を2ミリ、長さを2センチ大きくしたことで、レギュラーサイズと比較すると、空気の「量」はたくさん入るが、より大きく膨らんだ分、皮膜は更に薄くなり破裂圧力に影響する。破裂圧力を維持するには皮膜を厚くすれば良いのだが、サガミオリジナルはその「薄さ」がお客様に評価されているため、その選択肢はなかった。
「ゴムじゃないコンドーム。サガミオリジナル」は通常のゴム(天然ゴムラテックス)とは異なり、特殊なポリウレタンを使用している。このポリウレタンはゴム(天然ゴムラテックス)と比較すると破裂圧力で約3倍の素材強度※1を持っているので、単純に3分の1まで薄くすることが可能だが、0.01ミリの世界では、お客様の安全のためにサイズアップをしてもレギュラーサイズと同等の強度を保つ必要がある。「薄さ」と「破裂圧力に耐える強度」。この相反する2つの特性を維持するために、相模ゴム工業は素材の供給会社と協議を重ね、ポリウレタン素材の改良に何度もトライし、度重なる生産実験を繰り返して0.01のLサイズ発売を実現した。

■Lサイズ発売までのハードル②: 生産の壁
サガミオリジナル0.01は、日本のみならず、東南アジアを中心に世界のマーケットで好評を得ている。
世界に向けて十分な量を供給するには、新商品発売に際し生産設備の増強が必要だった。ところが、コロナ禍の煽りを受け、工場のあるマレーシアに日本の技術者が入国不可能になったり、機械設備の輸出に長い時間が必要になるなど、計画を大幅に遅らせざるを得ない事態に。今年になりようやく生産設備の増強が完了し、多数の要望があったLサイズの発売に至った。

■Lサイズ適用の日本人男性は全体の約15% ※2
相模ゴム工業の調査によると※2、Lサイズを購入している日本人男性は全体の約15%であると推計。
普段Lサイズを使っている方がレギュラーサイズのコンドームを使用すると、着用時に痛みが出る、正しく着用出来ない等の障害があり、サガミオリジナル0.01についても発売時より「Lサイズの 0.01ミリが欲しい」という声が多数あった。

※1 当社測定 ※2 大手ドラッグストア POS データより

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