沖縄コロナ78人、9カ月半ぶり100人以下 死亡3人、クラスターも(10月18日朝まとめ)

 沖縄県は17日、県内で新たに78人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者が100人を下回るのは1月2日以来、9カ月半ぶり。死者は3人だった。那覇市立病院で発生した8件のクラスター(感染者集団)も公表した。
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 那覇市立病院のクラスターは7月15日から9月10日にかけて発生し、職員50人、患者113人の計163人が感染した。病棟や発生時期の違いで8件に分かれている。

 同病院は14日、ホームページにクラスターの発生を公表。

 外間浩院長名で「今後も患者の健康観察を行うとともに、那覇市保健所の指導に沿った感染対策を実施し、万全を期して取り組む」とのコメントを掲載した。

 17日に発表した死者は那覇市の90歳以上男性、宮古島市の80代女性、沖縄市の80代女性の3人。いずれも基礎疾患があった。新型コロナ専用の病床使用率は県全体で11.4%だった。圏域別では本島12.2%、宮古12.1%、八重山3.3%。医療フェーズは本島3B、宮古2、八重山3Bとなっている。

 県は推計の自宅療養者数が県全体で1817人と公表した。感染者の全数把握が全国一律で簡略化された9月26日以降、発表していなかったが、今後は推計値として発表するという。

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