改善基準改正で3業界「休息9時間」

労働政策審議会自動車運転者労働時間等専門委員会はこのほど、25年ぶりとなる2024年4月の改善基準告示の改正案をまとめた。10月中に労働条件分科会に報告し、年内に告示を改正する。

1日の拘束時間と休息期間を、3業界横並びで設定。拘束を「原則13時間、最大15時間」、休息を「継続11時間を基本とし、継続9時間を下回らない」とするなど休息のほうを拡充させた。

一方、1カ月の拘束時間の原則は業界ごとに「タクシー」が288時間、「トラック」が284時間、「バス」が281時間と定め、現行と比べてタクシーで11時間、トラックで9時間短縮している。

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