スクール21、Sアリーナで入試イベント 高校入試の最新情報、“通過率”が鍵 高校90校の相談会も

学習塾「スクール21」が開催した「入試必勝イベント」

 学習塾「スクール21」(本部・埼玉県さいたま市中央区)は、中央区のさいたまスーパーアリーナで高校入試情報講演会などを行う「入試必勝イベント」を開催した。塾生以外の中学3年生とその保護者も申込をすることができた第1部には約2800人が参加した。同イベントの実施は3年ぶり。スクール21入試情報センターがこれまでの入試情報の分析を基にした講演会と県内公私立、都内や近県の高校約90校の募集担当者が集結し、対応する個別相談会を行った。

 講演会では「令和5年度最新高校入試情報」「今後20週間の入試対策と心構えに関して」をテーマとした2本の講演を実施。入試情報センターの内山慎所長は、惑わされてはいけない情報として各種模擬テスト結果を挙げ、「大事なころは自分が間違えた問題をできるようにして力をつけること」と強調。「志望校と自分の力のギャップを埋める努力に力を入れてほしい」と語った。

 公立入試対策本部の宮川由三本部長は、受験生の志望校をタイプ別に分けてこれからの受験対策をアドバイス。学校選択問題を採用する高校のうち難関校を志望している受験生に対しては、「数学は、通過率30~50%の問題が勝負所。過去問題を解く際には、通過率も気にしてみてほしい」と呼びかけていた。

© 株式会社埼玉新聞社