PFAS血中濃度調査結果、浜田防衛相は見解示さず「民間団体の調査であり詳細承知していない」

 【東京】市民団体による有機フッ素化合物(PFAS)の血中濃度調査で、沖縄県内で全国平均より高い値が検出された問題について、浜田靖一防衛相は18日午前の記者会見で、「民間団体が実施した調査であり、詳細は承知していない」として防衛省としての見解は示さなかった。
 浜田氏は、PFASの血中濃度と健康被害の関係については環境省や厚生労働省など関係省庁で情報を収集しているとし、「今回の調査結果や米軍との因果関係について防衛省として答えることは困難」と述べた。
 県が求めている基地内への立ち入り調査については「さまざまな機会を捉えて米側に伝えており、引き続き働きかける」と話した。
(明真南斗)

© 株式会社琉球新報社