家族を洗脳する謎の女 家族の崩壊と再生描く 「泥の子と狭い家の物語」公開日決定

ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」の織田ひまりが映画初出演にして初主演する、映画「泥の子と狭い家の物語」の劇場公開日が、12月2日に決まった。あわせて、予告編と本ビジュアルが公開された。

「泥の子と狭い家の物語」は、大阪で平凡に暮らす内田家に、加賀美と名乗る女がやって来たことから始まる、家族の崩壊と再生の物語。さまざまな問題を抱えながらも平凡に暮らしていた、主人公・内田小豆と家族。ある日、加賀美と名乗る女が、祖母・松子の介護の手伝いにやってくる。鍼灸師だという加賀美は、父・幸男の腰痛も一瞬にして治し、幸男は再就職をかなえる。母・康子も明るさを取り戻し、夫婦仲も良くなったかのように見えた。しかし、そんな加賀美を小豆だけは最初から疑っていた。やがて加賀美は徐々にその正体を見せ始め、一家をじわじわとむしばんでゆく。

主人公・内田小豆を演じるのは若干16歳の織田ひまり。映画初出演・初主演という大役を、時に激しく叫び、時に思春期特有の憂いを含んだ表情で演じている。小豆の母・康子役に田中美里、内田家に入り込む加賀美玲子役に月丘七央、内田家の父・幸男に有田洋之、祖母・松子に四天王寺紅、小豆が助言を求める猫屋敷の主人役に藤井佳代子、井之頭役に湯浅崇が顔をそろえる。原作はオカモト國ヒコが書き下ろし、2012年に劇団テノヒラサイズで舞台化され、NHKオーディオドラマでラジオドラマ化もされた「泥の子と狭い家の物語」。監督は、本作が長編映画デビューとなる西岡眞博が務める。

公開された予告編では、内田家に加賀美と名乗る女が家へと入り込み、家族を徐々に洗脳し、崩壊に導いていく様子が描かれている。合わせて公開された本ビジュアルでは、月丘七央演じる加賀美が家族を次々と洗脳していく姿と、田中美里演じる小豆の母・康子らが恐怖におののき、不安に満ちた表情がモノクロでデザインされている。そして、「こんなん、ほんまもんの幸せとちゃう」のコピーとともに、織田ひまり演じる内田小豆の、家族の異変に立ち向かう強い意志を感じる表情とりりしい制服姿が大きく配置されている。

【作品情報】
泥の子と狭い家の物語
2022年12月2日(金) 池袋 HUMAXシネマズ他全国順次ロードショー
配給:ベストブレーン
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