広島市の平和大通りにある「被爆者の森」の木が、故意に折られた可能性があるとして、広島市が警察に被害届を提出していたことが分かりました。
【写真を見る】「被爆者の森」の木 折られる？ 広島市が被害届 提出
坂本 可織 記者
「折られた可能性のある木ですが、今はこのような状態になっています」
広島市中区の平和大通りです。折られた可能性があるのは、全国の被爆者団体から贈られた木が植えられている「被爆者の森」にある北海道のライラック1本です。
広島市によりますと、ことし6月、ライラックが折られているのを確認し、今月7日、広島中央警察署に被害届を提出したということです。
広島市では、「木が故意に折られた可能性を否定できないため、再発防止のため被害届を提出した」としています。
警察は、被害届を受理し、器物損壊の容疑で捜査しています。
