明治安田生命J1リーグで横浜F・マリノスと優勝を繰り広げている川崎フロンターレ。
リーグ3連覇を目指すチームにおいて、大卒2年目ながら欠かせない戦力となっているのが、24歳の橘田健人だ。
4-3-3のアンカーを務めるなど中盤の要として機能する、桐蔭横浜大学出身のMF。そのプレースタイルは、フランス代表のエンゴロ・カンテにもたとえられる。
そこでQolyは、「Jリーグの大卒スター候補企画」で満田誠と加藤陸次樹に続き、橘田を直撃!
インタビュー前編となる今回は、神村学園高校と桐蔭横浜大学で過ごした学生時代、川崎フロンターレでの成長などを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。
(取材日:2022年10月9日)
――(前略)ではここからは川崎フロンターレの話題に。大学時代から川崎の練習に参加されていましたけど、桐蔭横浜大学はコロナ前、日常的に川崎へ練習参加する機会があったと聞きます。選手たちは実際どんな気持ちで行くのですか?
アピールだと思ってやっている選手も多くいると思います。ただ、自分は正直そういうタイプではなかったので、本当に「何事もなく終わってくれ」と思いながらでした。
変にミスをして練習の邪魔をしないようにと考えるタイプだったので、自分はそういう感じの気持ちでやっていました。
――最初の練習ではどんなことを感じました?
本当に全然レベルが違うので、もう「何もなく終わってくれ」という感じですね(笑)。行けるとも思っていなかったですし。
何かちょっとでもうまくできて行けそうだったらアピールとかを考えるかもしれないですけど、やってすぐレベルの違いを感じたので、もう本当に目立たないようにできるだけ…そういう感じでやっていました。
――川崎に加入した選手のほとんどが「練習についていくのが大変」とまず仰っているのを記事等で拝見します。橘田選手もやはり大変でした?
いやあ、大変ですし、正直今も大変です。
――日々必死にこなしていく中で、どんなことが具体的に変わっていくと感じますか?
最初はやはり「ミスらないようにミスらないように」というメンタルの中でやっていて。それと同時に技術も全然足りないので、やろうとしてもうまくいかないことがあったりで、メンタル面としてはかなり難しいです。
メンタル的にけっこう苦しい時期も正直ありましたが、そこから普段の練習や自主練で技術も少しずつ付いてきて、自信が出てきたら、それまでよりはうまく練習に入れるようになってきます。
技術面が付いてきたことによってメンタル面も少しずつ良くなってきて、自分のやりたいプレーが少しずつ出せてきてはいるのかなと思います。
動画では他にも、横浜F・マリノスとの優勝争いや、通学が大変だった神村学園高校時代、桐蔭横浜大学へ進学した理由、さらには川崎で手応えをつかみ始めた時期など、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!
なお、脇坂泰斗命名?の「エンゴロ・ケント」という愛称や、Jリーグでボールを奪うのが難しいと感じた選手、日本代表などについて聞いたインタビュー後編の動画はYouTubeの『Qoly公式Ch.』にて近日配信予定なのでこちらもお楽しみに。
【関連記事】サンフレッチェ広島の新星、満田誠が明かした!流通経済大学で「曺貴裁氏」にもらった“金言”
明治安田生命J1リーグで現在2位の川崎フロンターレは、次節が今季のホーム最終戦。10月29日(土)、ヴィッセル神戸を等々力陸上競技場に迎える。