本年産の梅干し奉納 京都・賀茂神社へ紀州梅の会

梅干しを奉納する紀州梅の会梅干部会の濱田洋部会長(左)=京都市で

 和歌山県の紀州梅の会(会長=真砂充敏田辺市長)はこのほど、京都市の下鴨神社と上賀茂神社に、今年収穫して作った新梅干しを奉納し、新型コロナウイルス感染症の終息や紀州の梅干し産業の発展を祈願した。

 記念日の「梅の日」(6月6日)が、京都・賀茂神社(下鴨神社と上賀茂神社の総称)の故事にちなんで制定されたことから、梅の日を制定した2006年から毎年、梅の日に収穫した青梅を、秋には新梅干しを奉納している。

 10日は、同会梅干部会の濱田洋部会長はじめ関係者が両神社を訪れ、それぞれに紀州南高梅の新梅干し4キロ、梅干し製品50箱や個包装の梅干し300個を奉納した。新梅干しは、縁起の良い紅白として、しそ漬けと白干し2キロずつにした。

 濱田部会長は「紀州の梅干しを多くの人に食べてもらえるよう、梅産業が維持発展していけるように祈願した」と語った。

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