気象庁の2022年10月19日午前6時の実況によると、台風21号(ハイタン)は日本のはるか東にあり、1時間に30キロの速さで北北東に進んだ。今後の進路予想について気象庁の予報に加え、米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方も参考にまとめた。
気象庁の進路予想
気象庁によると台風21号は10月19日午前6時現在、中心気圧は1004ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。南東側280キロ以内、北西側165キロ以内は風速15メートル以上の強風域になっている。
進路予想を見ると、台風21号は今後北東寄りに進み、19日午後6時時点では日本のはるか東を北東へ進み、20日午前6時にはアリューシャンの南で温帯低気圧に変わる見込み。19日午後6時時点の予想される勢力は中心気圧1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートルの予報。日本への直接的な影響はないとみられる。
米軍(JTWC)の見方は(※参考)
米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイトを調べてみると、気象庁と同様、台風21号は北東に進み続け、日本のはるか東へ離れていくとみられる。中心付近の風速は19日午後3時、20日午前3時時点でいずれも15メートルとみているようだ。
中心付近の風速予測
10月19日午前3時:15m 10月19日午後3時:15m 10月20日午前3時:15m
「ハイタン」の名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「ハイタン」の命名国は中国で、バラ科リンゴ属の「ハナカイドウ(海棠)」を意味する。