内村航平が「世界体操」で“伝える側”に初挑戦。「今からワクワクしています!」

テレビ朝日系では、10月29日にイギリス・リバプールで開幕する「世界体操リバプール 2022」を11月2~6日に独占放送。そのスペシャルゲストとして、体操界の“キング”こと内村航平が出演する。

夏季オリンピックが開催されない年に実施される同大会。今回の注目は、東京五輪・個人総合金メダルを手にしたエース・橋本大輝選手を擁する男子団体。団体でメダルを獲得すればパリ五輪出場枠が得られることもあり、2年後の五輪を見据えた戦いが早くも繰り広げられる。

内村は、オリンピック4大会(2008年・北京、12年・ロンドン、16年・リオデジャネイロ、20年・・東京)に出場し、個人総合2連覇を含む七つのメダル(金メダル・3、銀メダル・4)を獲得。また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む、21個のメダル(金メダル・10、銀メダル・6、銅メダル・5)を手にし、国内大会ではNHK杯個人総合10連覇、全日本選手権個人総合でも10連覇を達成するなど数々の金字塔を打ち立て、“史上最高の体操選手”の名をほしいままにしたレジェンドだ。そんな内村が、今回の「世界体操」で初めて“伝え手”として参加する。

内村は「何を伝えようかなって、今からワクワクしています。彼らの合宿も見てきたので、選手がどれだけ努力をしてきたか、どんなところに気を付けているのか、僕自身の経験を含めて、自分が見て感じたことをお伝えできたらいいかなと思っています」と今回の大会を伝えていくことに、胸を躍らせる。

また、同大会について聞かれると「やっぱり、個人総合よりも団体で勝った時の喜びが印象に残っています」とコメント。続けて、「僕自身が世界一となって輝いてきた舞台ですので、『次は君たちが輝いてくれ』と出場選手たちを応援する思いですね」と選手たちにエールを送る。

今回の一番の注目でもある団体。個人と団体についての違いについては、「もちろん違いますね。団体があると、より“一致団結感”が強く、楽しさがあります。また、団体で勝つことがその後の個人総合、種目別と流れを作るので、“体操ニッポン”としても、“体操=日本のお家芸”であることを世の中に発信するために結果を残さなければいけない、最も大事なところだと思います」と自身も代表時代に強い思いを抱いていた団体について、その魅力をあらためて強調した。

中でも、自身に代わり“新エース”となった橋本選手には、「結果はあまり気にしないでほしい。“橋本大輝らしい演技”を世界選手権の舞台でできるかどうか、それだけですね。彼は全種目、難度が高いことをやるので、僕は“攻めの演技”こそ大輝らしさだと思っています。僕自身もいかに“内村航平らしさ”を世界選手権で出せるかが結果につながってきたと思うので、同じ立場にいると思うし、彼らしい演技ができれば日本チームとしてもいい流れが作れるはず。彼にはいろいろ期待してしまいますが、自分を見失わずにやってほしいなと思います」と、日の丸を背負う新エースに期待を寄せた。

また、今回、同大会で5度目のタッグを組むメインキャスターの松岡修造、プレゼンターのHey! Say! JUMP・知念侑李とは、伝える側としては初共演。

あらためてその印象を聞かれると、「修造さんの印象は…あのまんまです(笑)。とにかく熱い。部屋にいるだけで分かりますからね。知念くんはすごく知的なのにどこかミステリアスな印象があります。でも、僕は知念くんのお父さまに体操を教えてもらったというつながりがあるので、ぜひ一緒に盛り上げていけたらいいなと思っています。そして修造さんの圧に負けないように発信していけたらいいなと思っています(笑)」と絶大の信頼を寄せ、共演を心待ちにしていることを明かしている。

同局での放送スケジュールは、以下の通り。

【放送スケジュール(日本時間)】※予選は10月29~31日
◆「女子団体」 11月1日 深夜3:30~2日 午前6:15(CS・テレ朝チャンネル2で生放送)
◆「男子団体」 11月2日 深夜3:00~3日 午前5:50(地上波・テレビ朝日系列で生放送)
◆「女子個人総合」 11月3日 深夜3:45~4日 午前6:30(CS・テレ朝チャンネル2で生放送)
◆「男子個人総合」 11月4日 深夜3:00~5日 午前6:00(地上波・テレビ朝日系列で生放送)
◆「種目別 第1日」 11月5日 午後10:30~深夜3:00(CS・テレ朝チャンネル2で生放送)
◆「種目別 第2日」 11月6日 午後11:50~深夜3:00(地上波・テレビ朝日系列で生放送&ディレイ放送)

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