事務用品購入を装ったか 神石高原町の職員(54)詐欺容疑で逮捕 町長「心からお詫び」

事務用品を購入したように装って金をだまし取ったとして、広島・神石高原町の職員の男ら2人が警察に逮捕されました。

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詐欺の疑いで逮捕されたのは、神石高原町の住民課 地籍調査室長・松本 武士 容疑者(54)と会社役員・河相 和昭 容疑者(79)です。

警察によりますと、2人は共謀し、ことし2月、河相容疑者の会社から事務用消耗品を購入したように装って、町から8回にわたって河相容疑者の会社の口座に合わせて12万円余りを振り込ませて、だまし取った疑いが持たれています。

警察は、捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。

松本容疑者は、調査に関する予算管理の責任者だということで、警察は、松本容疑者が、河相容疑者に対して業務とは関わりのない私物を要求し、河相容疑者は、相応額の消耗品を納入したように装った請求書を提出していたとみて、余罪についても調べています。

職員の逮捕を受け、神石高原町の 入江 嘉則 町長は、「このような事態を招いたことを大変重く受け止めるとともに、町民の皆様に多大な不安とご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。今後、警察の捜査に全面的に協力するとともに、事実関係を確認のうえ、厳正に対処してまいります。このような不祥事を二度と起こさないよう、職員の綱紀粛正に努め、町政に対する町民の皆様の信頼回復に向けて、全職員が一丸となって誠心誠意努めてまいります」とコメントしています。

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