鎌倉時代の秦野市の歴史を紐解(ひもと)く企画展「鎌倉時代の秦野」が、はだの歴史博物館(同市堀山下)で始まった。12月25日まで。入場無料。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送で、鎌倉時代への関心が高まっていることから企画した。
展示では、地名を名字として鎌倉時代に相模国で一大勢力を持っていた御家人「波多野氏」のルーツから歴史をたどり、鎌倉殿との関係、ドラマで活躍中の有力御家人、三浦義村と戦功を言い争った出来事など、史料をもとにパネルを並べて解説している。
また、波多野氏の屋敷と推定される「東田原中丸遺跡」で出土した素焼き皿「かわらけ」や、「金剛寺」(同市東田原)所有の「源実朝座像」などを展示。「源実朝の首塚」など、ゆかりの史跡も紹介している。
川崎市の40代男性は「鎌倉時代とこんなにも関わりがあって、実朝の首塚も市内にあるとは。とても勉強になった」と話していた。