<レスリング>【2022年世界選手権・レビュー(10)】男子グレコローマン130kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2022年9月10~18日、セルビア・ベオグラード)


【男グレコローマン130kg級・優勝】
リザ・カヤルプ(Kayaalp, Riza=トルコ)

 1989年10月10日生まれ、32歳。11歳からレスリングを始める。2005・06年欧州カデット選手権優勝などを経て、2008年世界ジュニア選手権優勝。同年の北京オリンピックに出場した(初戦敗退)。2009・10年の世界選手権3位を経て、2011年世界選手権で初の世界一へ。2012年ロンドン・オリンピックは3位。その後、2度の世界2位を経て臨んだ2016年リオデジャネイロ・オリンピックは2位。

 2017・19年の世界選手権で優勝して2021年東京オリンピックに挑んだが、ミハイン・ロペス(キューバ)のオリンピック4連覇を阻止できずに3位に終わった。2022年は欧州選手権で優勝。欧州大会を含めて11度の欧州王者に輝き、5度目の世界一へ向けて弾みをつけた。

 ■リザ・カヤルプの話「国歌を聞くことが目標です。私は自分の国を代表していることを誇りに思います。実は、大会の直前にけがをしてしまい、準備がとても困難でした。最後のトレーニングキャンプでは、けがを悪化させないことを考えました。試合では、戦術を少し変えました。私はデフェンスに優れているので、守るレスリングをしました」

《1回戦~決勝の成績》resultトーナメント表
決 勝 ○[1-1]Mirzazadeh, Amin Mohammadzaman(イラン)(イラン)
準決勝 ○[5-3]Abdullaev, Muminjon(ウズベキスタン)
3回戦 ○[T2:16=2:16=8-0]Alexuc-Ciurariu, Alin(ルーマニア)
2回戦 ○[5-1]Chernetski, Aleksander(ウクライナ)
1回戦  BYE


【表彰式】

[2]Mirzazadeh, Amin Mohammadzaman(イラン)
[3]Knystautas, Mantas(リトアニア)
[3]Alexuc-Ciurariu, Alin(ルーマニア)


【決勝・動画】
Kayaalp, Riza(トルコ)○[1-1]●Mirzazadeh, Amin Mohammadzaman(イラン)

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