<始動 長崎県議選> 島原市区(定数2) 前回は激戦だったが

 島原市区は前回、自民現職2人と無所属元職の三つどもえの戦いとなった。全員が6千票台という激戦を制したのは山本由夫と大場博文。今のところ、この自民勢以外に表立った動きは見られない。
 4期目を狙う山本は「(自分は)選挙に強いとは思っていない。草の根活動で支持を広げていかなければならない」と気を引き締める。3期目を目指す大場は「市議時代からの後援会を基盤に、実績を前面に打ち出す戦略を取っていく」と足固めを進めている。
 非自民の受け皿を求める声は一部の市議や市民から聞こえるが、立憲民主や日本維新の会、共産、国民民主などに所属する市議はいない。それでも自民の2人は「自民以外のポスターや看板が(市内に)増えており、危機感はある」「他党が票を掘り起こす動きは出てくるはず」と警戒する。=文中敬称略=

◎立候補予定者

山本 由夫 61 自現(3)
大場 博文 56 自現(2)

 【県議選立候補予定者名簿の見方】並べ方は衆院勢力順(同数の場合は参院の党派勢力順)、現元新、当選回数(丸数字)、五十音-の順。政党の略称は自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、公=公明党、共=共産党、国=国民民主党、社=社民党、無=無所属。所属は公認申請中を含む。


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