<始動 長崎県議選> 雲仙市区(定数2) 過去3回連続無投票

 雲仙市区は2011年から前回まで3回連続の無投票となった。6選を狙う徳永達也と4期目を目指す宅島寿一の自民2人のほかに、選挙戦につながる動きは見えない。
 徳永の地元は市内7町で最も人口が多い国見町、宅島は2番目の小浜町。市の北東部と南西部で現職のすみ分けが一定できており、新人の付け入る余地が少ないことが連続無投票の要因の一つになっている。
 県議選の投票権を行使できずにいる市民には「選挙がないと市が停滞する」と憂う声もくすぶるが、多くが「(来春に選挙があると)知らなかった」「気にしていない」と関心は低い。
 徳永は「無投票はあくまで結果。次も戦う準備をしている」。一度も選挙を戦っていない宅島も「(任期中の)4年間ずっと『選挙がある』と思ってやっている」と緊張感を保ち続けている。=文中敬称略=

◎立候補予定者

徳永 達也 63 自現(5)
宅島 寿一 52 自現(3)

 【県議選立候補予定者名簿の見方】並べ方は衆院勢力順(同数の場合は参院の党派勢力順)、現元新、当選回数(丸数字)、五十音-の順。政党の略称は自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、公=公明党、共=共産党、国=国民民主党、社=社民党、無=無所属。所属は公認申請中を含む。


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